全米映画興行収入初登場首位となった「アイ・アム・レジェンド」
「アイ・アム・レジェンド」はウィルスによる地球の滅亡の危機を逃れた幸運な生存者を描いた映画。主演はウィルスミス。先週の初上映、7650万ドルを売上げ、全米地区のチケット売上でトップに躍り出た。これは《ロード・オブ・ザ・リングー王の帰還》が2003年に打ち立てた7260万ドルを打ち破り、12月の全米地区新作初上映の最高記録となった。映画は2006年9月23日にニューヨークから撮影開始。主なロケ地はウィリアムバーグ通りの軍需工場、マンハッタンのトライベッカ、イントレピッド海上航空宇宙博物館、ブロンクスのキングズブリッジアーモニー、ワシントン広場公園およびセント・ポール大聖堂など。また、ニューヨーク市民が避難するシーンは、6日間連続でブルックリン大橋での夜間撮影を行い、ようやく完成させた。これには500万ドルを費やし、本作におけるニューヨークで撮影された最も高価なシーンとなった。このシーンのため、撮影許可を得た政府各部門は14に及ぶ。ロケにはプロ250名とエキストラ1000名が参加、そのうち160名は国家警備隊の隊員。このほか、アメリカ陸軍のハンヴィー(HMMWV,Humvee) (High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle = 高機動多用途装輪車両)、ストライカー装甲車3両、アメリカ沿岸警備隊の巡洋艦1隻および多くの軍艦が使われた。ウィルスミス演ずるロバート・ネビルは、才気あふれる科学者。しかし、科学の力をもってしても、恐ろしい天災を阻止するすべはない。ウィルスの封じ込めに失敗したばかりか、有効な薬さえなかった。その後、ネビルは唯一免疫を獲得できたため、幸運にも生き残った最後の人類となった。この世界の最後の一人といっても過言ではないだろう。以来何年もの間、彼は無線を使いメッセージを送ることを毎日の日課にしていた。しかし、自分以外の生存者が見つからなかったため、がっくりと肩を落としていた。けれども、そこにいたのは彼だけではなかった。そう、当初ウィルスに感染した者たちが変種の怪物である邪悪勢力となり、暗闇に身を隠しながら、ネビルの一挙手一投足を見張っていたのだ。ひたすら、ネビルが致命的な誤りを犯すのを待つために。もしかしたらこれは人類最後の希望かもしれない。使命感に燃えたネビルは何とかして自分の免疫血清を使い有効な薬を作り出そうと決意した。だが、敵は彼よりはるかに多い。時間も差し迫っている……
この時期にこういった映画が上映され、これほどまでに人気を博している。私には、これは天からの最後の啓示と警告であり、同時にあらゆることがもう起こっているという暗示だ、と思えるのだ。普段もっともにぎやかなニューヨーク五番街。映画の中では荒れ果てて見る影もない。日常生活でなかなか実感がわきにくいが、実は、ひとつの都市が廃墟となるのに何日もかからないのだ。

神洲映画製作所 http://www.shenzhoufilm.com/sz/jp/2007/12/20/a100027.html 2007-12-20 21:36


