『永遠』ヒロイン インタビュー
神洲ネット記者:正明
「永遠に大人になんてなりたくない。」これは、初めて社会へ踏み入れる多くの学生が一度は感じることかもしれない。神洲ネットで公開まもない「永遠」予告編で、ヒロイン浄縁は砂浜で、微笑みながら物悲しく、しかし希望いっぱいに、こう熱い思いを語った。このヒロインを演じた日本の中学生、大道法子さんに心の内を聞いた。
法子さんの中国語はやや日本語なまりがあり、たまに日本語も飛び出すものの、記者が驚くほどの流暢さ。小学2年のときに、中国から日本にやって来たのだそうだ。脚本については、当初、深い意味の語句は母に尋ねたが、大部分は自分で読み下したという。「中国語のセリフは大変?」との質問に、あどけない笑顔で「大丈夫、繰り返せば暗記できる。でも、意味深(いみしん)なセリフは確かに大変で、苦労した。『仕事が終わったら』を『学校が終わったら』と言い間違えたことも。でも、これは深い意味があるわけじゃなく、間違えただけ。」と答えた。
記者:このオファーを引き受けた経緯は?
法子:東京では毎週火曜日の夜、法輪功学習者の交流会が行われるのですけど、あの時監督もいらっしゃって、みんなの前で映画撮影の話しをされました。その後、私と母に直接、「ヒロインを演じてほしい」と。最初は、経験も自信もなくて、引き受けませんでした。でも、しばらくして、撮影まであとわずかという火曜の夜に、「監督はいまだに意中のヒロインを探している。」と聞いて。その日、監督からいろいろな話を聞きました。「浄縁を社会に出たばかりの大学生として描きたいから、純粋な人を探している。一目見て、あなたこそピッタリと感じた。演じなくても表現できる。」と。私はなんだかわくわくして、引き受けることにしたんです。
記者:本番のときは、緊張しました?
法子:何といっても、初めての映画撮影。「撮影現場ってどんなところ?」という状態だったから、初めは全然自信がなくて。でも、本番ではそれほど緊張しませんでしたよ。一つ一つシーンを撮るわけだし、撮影現場は、それほど人もいないし。しかも、私の親友も出演していましたから。
記者:親友?どの役ですか?
法子:張燕という脇役です。私たち、同じダンスチームで、年齢も近いので、いつも一緒なんです。
記者:では、二人は作品でどんな関係?
法子:やはり友達です。
記者:だから、彼女と一緒だと、リラックスして演じられると?
法子:ええ、とてもリラックスできました。例えば、一緒にパーティへ行くとか、廊下を歩くとか。二人だけのシーンが一番リラックスできましたね。
記者:では、一番難しかったのは?
法子:表情だけのシーンですね。うまくいかなくて、何度も撮り直し。うん、これが一番難しかったわ。(うなずいて、独り言のように)
記者:泣くシーンはありましたか?
法子:はい。初め、泣けないのでは、と心配でした。このシーンもすごく緊張しましたね。ほんと、難しくて。脚本を読み終えたとき、「この人たち素晴らしい。やることすべてが真実で、正々堂々としている。浄縁も真実を報道し、悪いことはしていない。でも、中国共産党のせいで、悲惨な運命をたどる羽目に。すごく可哀そうだけど、感動的で、泣いてしまいました。だから、本番では、この気持ちを出したい、絶対に出さなくては、と思いました。しかも、監督の帰国も近づいていましたし。思えば、あの時現場にいる人、みんな泣いていましたよ。
記者:法子さんは、撮影チームで最年少では?どうやってそこの生活に慣れました?
法子:最初は戸惑いましたけど、みんな親切にしてくれて。しかもほとんど日本の法輪功学習者。その前に、何度となく面接をやっていたので、なじみがありましたよ。
記者:面接?しょっちゅう会っているということ?
法子:ええ、だから一緒にいると、家族みたいで、緊張しないのです。撮影に入ると、忙しくなるので、できるだけ自分のことは自分でと。でも、エキストラの中には、私より年下の子も。例えば、学校のシーン。駆け回る子供たちはみんな顔見知り。だから楽しくて。私はその学校で子供たちに取材をする役なのですけど、何度も噴き出してしまい、その度に撮り直し。あの子達を見ていたら嬉しくなって、記者という役柄も忘れ、スキップするように歩いていたんですよ。まるでいたずらっ子のように。それでまた撮り直し。確かそこに小山のような土盛りの丘があって、そういうのをあまり見たことなかったから、そこを駆け下りるシーンで、私面白がって転んでしまいました。
記者:疲れたでしょう?
法子:私、運動嫌いではないから、疲れませんよ。楽しかったわ。
記者:辛いと思ったのはどんなとき?
法子:最初の数日ですね。撮影に入ったばかりのころは、まだ学校があって。夜遅くまで撮るので、現場で一眠りしてから、朝、直接学校へ。あの時は疲れましたね。でも、監督と比べたら・・・監督は食事や睡眠さえままならず。ずっと撮影や演技の指示をしていたので。それに引き換え私なんか。
記者:学校と撮影とのバランスは?
法子:当時は夏休みの数日前。だから、学業は大丈夫。ただ、英語学校に講習を申し込んでいたんですけど、撮影のためキャンセルしました。
記者:後悔しています?
法子:映画に出演する機会なんて、なかなかありませんよね。何より、この作品の内容が素晴らしい。だから、こういう作品に出られてとても幸せ。映画を通じて、普段体験できないことを経験でき、私の人生経験も豊富になりました。これは真実を伝えてくれる作品。もし、私が演じることで、中国共産党の法輪功への迫害をより広く知ってもらえるのなら、すごく意義深いと思います。英語講習の機会はまだありますよ。だから映画のほうが大事。
記者:撮影中、最も印象的だったことはあります?
法子:はい。公園での茂繁とのシーンです。そこに池があるのですけど、撮影の最中、急に小犬が駆け込んで来て、私はびっくり。そのあと、監督が「早く撮って!」と。あの小犬を撮ったんですよ。面白いでしょう?
記者:また今後、映画に出たいですか?
法子:機会があれば。というのも、想像以上に興味をそそられましたから。しかも、映画が描くのは真実。この映画は真実を伝えてくれますので、ぜひ皆さんに見ていただきたいです。また、撮影中、多くのことを初体験できました。例えば、これは多くの人の力で作り上げられた作品。誰もが一丸となる頑張りに、心打たれました。
神洲映画製作所 http://www.shenzhoufilm.com/sz/jp/2009/04/15/a100087.html 2009-4-15 20:19


