神韵晚会 http://shenyun.us

GoodSearch: You Search...We Give!
トップページ > 映画評論
> 欧米映画評論 >

ヒッチコックの冤罪映画・『間違えられた男』を見た感想      
作者: 紫 安

冤罪映画・『間違えられた男』(The Wrong Man)は、サスペンス映画の大家であるアルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)監督自身の独白でスタートし、今まで作られた映画と違って、「これは、事実に基づいて作られた映画です。」と述べている。このスタートの手法は、この映画を新しいハイ・レベルなものに推進させ、映画全体を更に厳かで重々しいとした。

映画・『間違えられた男』の手がかりが非常に簡単である。ローズの歯痛がひどく、その歯を治療する費用を借りようと思って、ローズの夫・クリストファーは保険証書を持って銀行へローンの手続きをしに行った。銀行の女性行員は、クリストファーを見て、みんな表情を変え、目の前のこの男は先日銀行を強盗した犯人だと判断した。それで、クリストファーが銀行を出た後、すぐに警察に通報した。クリストファーは家の前に着いた途端、警察に連行された。被害者たちは、みんな口をそろえてクリストファーが強盗だと断言し、真面目でおとなしいクリストファーは、訳も分からず、拘留され審問を待つことになった。ローズは、大金を借りて、夫を保釈させ出獄させた。二人は有名な弁護士を見つけ、クリストファーの弁護を依頼した。その弁護士の指示で、二人は休日を過ごしたホテルへ行って、強盗発生時、その現場にいなかった証拠を見つけようとした。しかし、彼らが思い出した当時、一緒にカード遊びをした3人の内の2人が既に亡くなっており、残りの1人も見つからなかったのである…

すべての事情から主人公は絶対絶命の苦境に陥ったと見えた。映画の撮影も穏やかで伝統的な手法を用い、驚くようなトリック・ショット特撮もない。しかし、この時、奇跡が現れたのだ。主人公は母親の勧めで、真心をこめて祈祷し始めた。一縷の希望もないような状況下で、奇跡が現れた。監督は、ここで、非常に長いダブル画面を製作した。主人公が祈祷しているのと同時に、ダブル画面で、彼とよく似た別人がまた強盗し始め、その後、逮捕され、刑務所に入れられる画面をつけ加えたのである。ようやく、無実の罪の一切が明らかになり、主人公の潔白が証明されたのである。あの長いダブル画面は、一篇の文章の中の大きいな感嘆符のように、ヒッチコック監督がなぜこんな平板にも思える映画を製作したのかを明らかにしたのである。これは一見平板に見える映画であるが、実は内容の深刻な冤罪映画と言える。その精華が普通の冤罪案件、サスペンスドラマから教科書にまで昇華したのである。

神洲映画製作所 http://www.shenzhoufilm.com/sz/jp/2010/01/22/a100153.html 2010-1-22 11:24

感想発表






* 書き込まれた内容は投稿者個人の感想であり、神洲サイトの意見を代表するものではありません。